ありがとうの森

ありがとうは幸せの種

風の丘大野勝彦美術館 館長 大野勝彦

ありがとうの森ブログ No.1,463


“とやや”に頼んだサンタりんごプロジェクトリンゴが届いた~
6軒の農家さんが作られたリンゴは一つとして同じ味、形はない。...

同じリンゴはふたつとない。人間もそう!
一期一会おいしさにありがとう
と“とやや”は書いてくれているが本当にそうだね。

ひとつひとつの個性を楽しみ味わいます。
ありがとう。

気になった方はこちらへ

サンタりんごプロジェクト

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りんごの“ふじ”発祥の地青森県藤崎町の
若手農業者の会ワゲモンドとの交流を通じて
全国に笑顔をお届けしているサンタりんごプロジェクト。


おいしそうでしょう↓







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手があることにありがとう
3秒で幸せに
「ありがとうの森」2016年12月22日 木曜日

あなたは両手がありますか?
その手で何ができていますか?

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

◆「もう終わりだ」と思った瞬間、
  「バカタレが!」と声がした◆

風の丘大野勝彦美術館 館長 大野勝彦
みやざき中央新聞より

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

平成元年、当時農業をしていた私は、畑にニンジンを植えようとしていました。

家にあるトラクターを出して肥料を撒き終わり、
庭で機械を洗っていたら、芯棒が汚れていることに気付きました。
一生懸命洗うんですが、芯棒の裏側がどうしても洗えません。

そこで、エンジンのスイッチを入れて芯棒を回しました。
すると小さなごみが見えたので
「これは指でつまんで捨てたほうが早いなぁ」と右手を差し込んだのです。

芯棒にはプロペラのような羽がついていて、私がゴミをつまもうとした瞬間、
その羽根が私の右手を巻き込んでしまいました。

右手を抜こうと左手を突っ込んだら、今度はその左手まで一緒に機械の中に入っていきました。

「助けてくれ!」と大声で叫ぶと、おっかさんが飛んできてくれました。

でも、おっかさんは何もできませんでした。
苦しむ息子を前に、機械をどこで止めるのか、スイッチが分からなかった
おっかさんの気持ちを想像すると、今でも胸が苦しくなります。

後で近所の人に、
「おっかさんが『私も機械の中に入っていこうかと思った』と話していた」と聞きました。


~~~~~~~~~~~~~~~~~


手を切断して2回目の手術のとき、麻酔で意識が遠のいていく中、
お医者さんの声が聞こえてきました。

「大野さんは、手を切って救急車が来るまで時間がかかった。
骨が風にさらされていたから空気中のばい菌が骨の髄にまで入っているかもしれない。
あと1週間かな」と。

私の命はその日から1週間の期限付きになりました。
入院生活はあっという間に過ぎて、とうとう手術から1週間後、
自分にとっての最後の日を迎えたのです。

23時59分、病室には自分1人。
私は覚悟を決め、ベッドに座って天井をじっと見つめていました。

まず頭に浮かんできたのは子どもたちでした。

「学校やめんなよ。父ちゃんがいなくても、じいちゃん、ばあちゃん、かあちゃんの言うこと聞けよ」

次は妻でした。

「格好ばっかりつけて、一度も優しくしなかったなぁ。俺は先に逝くけど、子どもたちのことよろしくな」

最後に父と母の顔が浮かんできました。

「親孝行なんてしなかったなぁ。俺が先に逝っても2人は長生きしろよ」

そう思っているうちに、気付いたら時計は0時を回っていました。

「ああ、もう終わりだ」と思った瞬間、「バカタレが!」と声がしたんです。

それは、自分の中の自分の声でした。

「おまえは1週間と言われて、1週間何もしないで今日を迎えた。
 でも本当ならみんなにありがとうと言わないといかんのじゃないか?
 そっちのほうが男らしいじゃないか!」

自分の声なのに、ごもっともだと思いました。

私は切断した腕の切り口を合わせながら、
「神さま、もう1日だけ時間をください。
 みんなに感謝を伝えてから、予定通り明日の晩、死なせていただきます」と祈りました。

私はいつの間にか寝てしまったらしく、目が覚めたら窓の外が明るくなっていました。

「朝だ! お祈りが効いたんだ!」と思った私は、
その日たくさんの人に「ありがとう」を言いました。

でも夜になればまた病室に1人です。
いよいよか、というときに「待てよ。
近所に優しいおばちゃんがおった。
この間来てくれたときも、気を使って団子まで持ってきてくれたなぁ」と思い出しました。

そのおばちゃんに感謝しないと死んでも死にきれません。

「すみません、もう1日ください!」とまた祈りました。

次の日、ちゃんと電話して「ありがとう」を伝えたのですが、
その夜には「あ、あのカラオケのおばちゃんもおった。
すみません、もう1日!」と、また祈っていました。

そんなことを続けて、今日の私があるんです。

いらない世話かもしれませんが、明日も生きている保証ってないんです。
だから「ありがとう」は絶対に早いうちがいいです。

私は「おっかさんに踊りを見せたら喜ぶぞ」と思って
旅役者・玄海竜二の踊りを見ながら勉強しています。

それは、おっかさんへの「ありがとう」でもあります。


【おおの・かつひこ】昭和19年、熊本県菊池郡菊陽町生まれ。
平成元年7月、農作業中に機械に挟まれ両手を切断。
入院3日目より詩を書き始め、2か月後には水墨画を描く。
平成2年に詩集『両手への賛歌』を出版、熊本県立劇場で詩画の個展を開催した。
19年7月、阿蘇長陽村(現南阿蘇村)に「風の丘阿蘇大野勝彦美術館」を開館。
大分と北海道にも美術館を開館し、著作活動や講演活動を行っている。


・:,。★\(^-^ )♪ありがとう♪( ^-^)/★,。・

♪3秒で幸せ♪

ありがとうを言うなら早いほうがいい

ありがとうありがとうありがとう

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

http://kazenooka-museum.jp/

 
風の丘大野勝彦美術館 館長 大野勝彦さん
両手を失い、絶望の淵から立ち上がり
講演しながら、水墨画を書き、美術館まで作られた人です。

よかったら、熊本の風の丘大野勝彦美術館に足を運んでみてください。

その作品に感動しますし、
運がよければ大野さんに直接逢えて話も聞けます。

両手が無くても、そこまでできる。
講演を聞いて、その書道パフォーマンスも以前見ましたが
ギプスを使って書かれた文字は味があり、素晴らしかったです。

人間は、あきらめなければどんなことでもできる。
そんなことを教えてもらいました。

絶望があったからこそ、感謝、ありがとうが生まれた・・・

明日も、続編をお届けします。


「。:.゜ヽ(*´∀)ノ゜.:。+゜」

記事はみやざき中央新聞さんの記事を紹介しています。

http://miya-chu.jp/web/
webみやざき中央新聞

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