開運 筆文字 ありがとうの森

ありがとうは幸せの種 言葉のチカラであなたは幸せになれます。あなたが開運する言葉や考え方、人生の楽しみ方などを紹介しています。

たった一言で生きていけるんだなあ ありがとう

こんな、お話をシェアします。
人は、愛された記憶、たった一言で強く生きていけるんだなあ・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

悪さをしたら父ちゃんが悲しむ、こんなことで泣いたら、別れ際に
「かよちゃんは強い子よ」と言ってくれた、母ちゃんが悲しむ。
それが生きる支えとなり、いつも笑顔で生きてきました。

海老名香葉子(えびな・かよこ=エッセイスト)
故初代林家三平さんの奥さま
それは両親に愛された記憶があるからです」


昭和二十年三月十日、東京が米軍による大空襲に遭い、
たった二時間のうちに十万人が亡くなりました。
... 
早いものであれから六十年。
当時十一歳だった私も七十歳になり、
これ以上齢を重ねては、戦火の恐ろしさと
平和の大切さを後世に伝えることができなくなる。
 
私は戦火を逃れるため、昭和十九年に
静岡県沼津市のおばの家に一人で縁故疎開しました。
 
出発当日、私は大好きなおばさんの家に行けると
わくわくしていましたが、母は涙をぼろぼろこぼしながら、
お守りを首からかけてくれると、
「かよちゃんは明るくて元気で強い子だから大丈夫よ」
と何度も、何度も言うのです。

母があまりにも悲しい顔をしているので、
だんだんと心細くなってきました。
 
「母ちゃん、友達ができなかったらどうしよう」
 
と呟くと、母は私の心細さを取り払ってくれるかのように、
 
「大丈夫よ。あなたは人に好かれるから大丈夫よ。
明るくて元気で強い子だから大丈夫よ」
 
  
と何度も何度も繰り返しました。

それが最後の言葉となりました。

空襲後、生き残ったのは疎開していた私と、
すぐ上の兄・喜三郎だけでした。
兄は家族五人が亡くなったことを伝えるため
沼津までやってきましたが、
きっと焼け爛れた死体の山をまたいで、
汽車にぶら下がるようにして東京からきてくれたのでしょう。
 
その夜、私は兄にしがみ付きながら、いつまでも泣いていました。

戦中戦後の動乱で誰もが生きていくのに精一杯の時代、
二人もおばに世話になるのは悪いと、
兄はあてもなく東京へ戻り、私は引き続き沼津のおばの家に残りました。
 
そのあとは東京・中野のおばのもとへ身を寄せました。

どうにか置いてもらおうと一所懸命お手伝いをしましたが、
ある冬の日、瓶に水を張っていないという理由で、おばにものすごく叱られました。
 
それまでは
「いい子でいなくちゃ、好かれる子でいなくちゃ」と
思っていましたが、その日はひどく悲しくなって、家を飛び出しました。

向かったのは、昔家族で住んでいた本所の家の焼け跡でした。
焼け残った石段に腰を下ろし、ヒラヒラと雪が舞い散る中、
目を閉じると家族の皆と過ごした平和な日々が蘇ってきました。

「どうしてみんな私を一人にしたの? 
 もうこのままでいいや……」

その時、一人の復員兵が通りかかりました。
私の前で立ち止まり、鞄の中から一本のさつまいもを
取り出したかと思うと、半分に割って差し出しました。

「姉ちゃん、これ食べな。頑張らなくちゃダメだよ!」

物が食べられない時代、見ず知らずの人が食糧を
分けてくれることなど考えられないことです。
私は夢中になって頬張りましたが、
ふとお礼を言うのを忘れたと気づき、振り返りましたが、
もうそこには誰もいませんでした。  

いまにして思うと、あれは神様だったのかもしれません。
神は私に「生きよ」と告げたのだと思っています。

さつまいもを食べて元気になった私は、
走っておばの家に戻りましたが、
しばらくするとその家にもいられなくなりました。
伝手で転々とする中で、つらいことはたくさんありました。
でも拗ねたり、挫けたり、横道に逸れるようなことは、しませんでした。
 

それは両親に愛された記憶があるからです。

 
悪さをしたら父ちゃんが悲しむ、こんなことで泣いたら、
別れ際に「かよちゃんは強い子よ」と言ってくれた、母ちゃんが悲しむ。
 
それが生きる支えとなり、いつも笑顔で生きてきました。

平和な時代に生きるいまの人たちには、
子どもをいっぱいいっぱい愛してやってほしいと思います。
親に心底愛された子どもは、苦境に遭っても絶対に乗り越えていけます。
 
そしてもう二度と戦争によって、私のような悲しい思いを、
地球上のすべての子どもたちにさせられません。
 
それが戦後六十年の節目に願うことであり、私のすべての活動の原動力になっています。


海老名香葉子(えびな・かよこ=エッセイスト)
故初代林家三平さんの奥さま
致知 2005年8月号「致知随想」より
 

クローバークローバークローバー
「ありがとうの森」先頭ページへhttp://arigatounomori.iinaa.net/  

コメントに感謝
お返事ありがとうございます。とても驚きつつも、うれしく思っています。すみません!ミスしました!!書いている途中で、間違えてエンターボタンを押してしまいました。ごめんなさい!本文の続きは〝東京にいらしたときは、お会いしたいですね。 とお袋が言っています。〟です。失礼しました。
柳井大好き〝知哉〟さん

ぜひ、逢いたい!連絡電話番号教えておいてくださ~!<(_ _)>
ありがろう、ありがとう、ありがとう!

拍手[3回]

さわやかに、かろやかに、にこやかに ありがとう

ニャンキュー!■■■




さわやかに、かろやかに、にこやかに
幸せの空気と「ありがとう」で一日をスタートです。
あなたの一日が笑顔であふれていますように
今日もありがとうございます。

最近、毎日あらたに呪文のように繰り返す言葉があります。
メルマガを書いていて思いついた言葉です。
その先に何が待っているんだろうね~
1円もかからないけど楽しくなります♪
「ありがとう法則」の検証です!(^^)!

みなさん、どうぞ、よい一日を

ねこだもん
http://arigatounomori.iinaa.net/neko.html

拍手[5回]

登山家 栗城史多さんの言葉

プロフェッショナルへの道
「登山家 栗城史多さんの言葉」

 
とにかく無我夢中で世界の最高峰を登り続けました。
ただ、その中で感じたのは、登山がいかに孤独な世界であるかということでした。
頂に立った時の感動や山で得た学びを、帰国後友人に伝えようとしても、全く理解してもらえなかったんです。
実際に経験した人にしか分からないものだと。
だからよく登山は観客なきスポーツとか非生産的行為といわれるんですが、やっぱりこの感動を多くの人と共有したい。

どうにか伝えられる方法はないかなと思っていた時に、偶然、あるテレビ局から
「インターネットの動画配信をやりませんか」というお話をいただいたんです。
2007年、世界第6位の高峰、ヒマラヤのチョ・オユーを登る時でした。

ただ、1つ問題があって、番組のタイトルが「ニ-トのアルピニスト 初めてのヒマラヤ」という名前だったんです(笑)
それで、日本全国のニートや引きこもりの方からたくさんメッセージをいただきました。
「おまえには登れない」とか、中には「死んじゃえ」とかですね。
そういう悪いメッセージばかり。
それでも1か月以上かけて登っていきました。
しかし、頂上付近で天気が悪くなってガスがかかってしまい、断念せざるを得なかったんです。

それで1回、5300メートル地点にあるベースキャンプまで下りていきました。
するとまた、誹誇中傷の嵐です。
「ああ、やっぱりダメだった」
「夢って叶わないんですね」と。

いったん8000メートルまで行くと、もの凄く体が衰弱するんです。
酸素が3分の1なので、気圧も3分の1になり、体の水分がどんどん外に抜けてしまう。
そのため脂肪だけでなく筋肉まで落ちて、全然力が入らなくなるんです。
ただ、このまま終わるのはどうしても悔しかった。
私は3日だけ休養を取り、再アタックしました
そして、5日間かけて頂上につくことができたんです。

すると、それを見ていた人たちの言葉が180度変わりました.

それもただ「栗城は凄い」とかではなく

「僕も本当は夢があって、諦めていたけど、もう一回やろうと思い
ました」とか

「私も何か始めようと思いました」と。

その時に思ったんです。
 
「ああ、自分だけが山に登っているんじゃない。
皆それぞれ、見えない山を登っているんだな」
って。

講演会をしていても
「この間の試験受かりました」
「夢叶えました」
と、私のところに報告にきてくれる人が多いんです。

  先日も、41歳でようやく教員試験に受かって先生になれたという方が報告にきてくださったりしました。
その人にとっては教員試験が見えない山であり、エベレストです。
そして、誰しもが自分の中のエベレストを登っているわけです。
勿論、中には挫折してしまった人もいるでしょうが、私はそういう人たちと夢を共有して
「自分はできない」「無理だ」と思っている
心の壁を取っ払いたい。
 
見えない山に挑戦し、ともに成長していきたい。
それが私の目指す登山なんです。

※1分で感動より

*************************************************************************************

見えない山の頂上に登るまでは誰でも不安なんだ。
自分だけの力じゃできないことでも
まわりのおかげや、あの人のためにと「他力」を感じると
不思議な力がはたらいてくるようです。

あなたも、そういう努力とはちょっと違う
超能力を使える楽しい山の登山家になれたらいいですね。
栗城さんが「ありがとう」と言いながら登るその姿に感動するわたしです

栗城史多オフィシャルWEBサイトはこちらから
http://kurikiyama.jp/

拍手[5回]

カレンダー

03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

[03/02 岩﨑雅子]
[10/09 NONAME]

最新トラックバック

プロフィール

HN:
misaka にしぽん
性別:
男性
職業:
開運筆文字ユーチューバー
趣味:
筆文字
自己紹介:
3秒筆文字詩人ありがとうの森 筆文字ユーチューバー
ありがとうで幸せに
ありがとうで平和がくる
ありがとうで世界はひとつ
ありがとうの街になる
ありがとうの国になる
ありがとうの星になる

バーコード

ブログ内検索

P R

カウンター

カウンター

アクセス解析

フリーエリア