ありがとうは幸せの種
【天ぷらうどんの原理】
斎藤一人さんの心に響く言葉より…
幸せになりたかったらね、「幸せだ」って言いな。
先にだよ。
幸せになってから言うんじゃないんですか?
違うよ、幸せになりたかったら、「今、幸せだ」って言いなよ。
そばやに行って、天ぷらうどんだって、出てくる前に、
「天ぷらうどん」って言うだろ、って。
「出てきてから、言います」って言ったって、ずっと出てこないだろ。
だから、人間だってね、先に「幸せだ」って言いな。
今俺が「いや、具合悪くてさ」って言ったら、みんな心配するよ。
最近お姉さん、一人さんフアンの集まるお店っていうのやっててくれて、
そこへ行くんだけれど、そこへ行くと、「ぼくちゃん、いつも幸せそうね」って。
俺、「ぼくちゃん」って言われてるの。
それで、「幸せそうね」って言うんで、
「うん、俺、幸せなんだよ」って言うんだけど、
「一人さん、いつも幸せで、嫌なことないでしょ」って。
嫌なことあるよ。
ほんとにあるんだよ。
商売やってたら、仕事やってたら、嫌なことなんて、山ほどあるよ、って。
だけど、姉さんのとこ行って、こういうことがあってさ、
ああいうことがあってさ、って言っても、姉さん、解決できるわけじゃないんだよ。
嫌なことで、心配させるだけだよね。
ところが、
「あんなこと、どうでもいいよ。俺、幸せなんだよ」って言ってるうちに、
人間の脳って、幸せを数えだすの。
「これこれこうで、幸せだよね」って言いな。
それを自分が「大変だ」とか、「不幸だ」って言う。
脳ってね、「疲れた」って言うと、疲労物質がわーって出てくるんだよ。
今日の仕事は、やりがいがあって、心地よかったなって言うと、
その物質は出方が全然違ってきちゃう。
脳って、特別なそういう働きがあるの。
「幸せだな」って、言ってごらん。
あのね、よく、嫌なことがあったり、辛いことがあったら、
「あんた、言ってごらん。それってさ、言わないでいると、
溜まっちゃうから、言ったほうがいい」と言うよね。
でも、言ったら、解決しますか、というと、しないよ。
弱気なこと言ったら、どうなるかっていうと、
泣きごと言ってる人って、ずっと言ってるんだよ。
言わないよりは、言った方がいいかもわからない。
でも、もっといいのは、強気なこと言ってみる。
たとえば、「うちの部長が怒ってばっかしいてさ」って、
部長のこといろいろ言ったって、部長が世の中からいなくなるわけじゃないよね。
それから会社に行かなくてもいいわけじゃないよね。
試しに強気なこと言ってみる。
「うちの部長なんか、いくら怒ったって、全然怖くないですよ。
うちの女房の方が、五倍怖いですよ、目じゃないですよ」
とか言ってみるとね、ふっと強気になる。
弱気になってね、弱音吐くと、余計辛くなる。
昔ね、「辛いことあったら言ってみな」って大人たちがよく言ってたけど、
でもね、言ってもほんとに、だめなんだよ。
だからこれからね、みんな「今日どう?」
「絶好調だよ、体は絶好調、恋愛も絶好調、仕事も絶好調」
うん、するとね、だんだん、だんだん、ほんとに元気になってくる。
これが言霊なの。
病気したって、なにしたって、「絶好調」って言ってればいいの。
ね、治るものはなおる。
周りに心配させないこと。
あのね、元気でもないのに、「元気です」とか、
「俺幸せだよ」って、嘘かもわからない。
でも、ちょっとぐらい絶好調じゃなくったって、
「絶好調」で、絶好調の度合いを下げればいいんだ。
なんなら、十パーセントにしちゃえばいいんだ。
そしたら、いくらでも絶好調になっちゃう。
うんと具合が悪いとき、せめて言ってもいいのは、
「昨日よりはましだよ」。
「お前のお陰だよ」。
「みんなのお陰だよ」。
ほんとに幸せって、すぐ傍にあります。
言えば出てきます。
ほぼ天ぷらうどんと同じ原理。
「幸せ」と言えば「幸せ」が出てくる。
「絶好調」と言えば「絶好調」が出てくる。
これが言霊の作用。
『絶好調!』KKロングセラーズより
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