ありがとうは幸せの種 言葉のチカラであなたは幸せになれます。あなたが開運する言葉や考え方、人生の楽しみ方などを紹介しています。
新・新人類版『アリとキリギリス」
宗教評論家/大正大学客員教授 ひろさちや
イソップ童話に『アリとキリギリス』の話があります。
夏の間、アリさんが一生懸命働いているのに、キリギリスはヴァイオリンばかり弾いて仕事をしていない。冬になってキリギリスは食べ物に困って、アリさんの家を訪ねていくと、「ほら、見てごらんなさい。君は夏の間遊んでいた罰があったんだ。自業自得だ」と言って追い返す話です。
私たちはそういうアリさんになりなさいと教わってきた。「一生懸命働きなさい」と。
若者はそういうかつての日本人の価値観に反発して、こんな話を作りました。新人類が作った『アリとキリギリス』です。
やがて冬になって食べ物に困ったキリギリスはアリさんの家を訪ねて行きました。トントンとノックしたのに、出て来ない。「おかしいな」と思って裏に回って家の中を覗いてみたら、アリさんが倒れていた。アリさんは夏の働き過ぎで体を壊し、死んでいたのです。キリギリスはアリさんが残してくれた食料を食べて冬を過ごしました。めでたし、めでたし(笑)。
これ過労死のアリなんですね。私たち日本人の「働け、働け」という古い価値観を皮肉っている話です。
あるとき、この話を講演で話したら、終わった後、一人の大学生がやってきてこう言いました。
「先生、古いですね」と。「はい、私は旧人類ですから」と言ったら、「いや、先生は旧人類ではありません」、「じゃあ何なんですか?」と言って、何を褒めてくれるかと思って聞いたら、「先生は化石人類です」と、旧人類以下にされてしまったんです。
「君はそんなこと言いに来たの?」と言ったら、「違います。先生、さっきの話もう古いです。今どきの若者の間で流行ってる話を教えてあげます」と言うので、教えてもらいました。
新・新人類版『アリとキリギリス』です。それはこうなります。
やがて冬になってキリギリスは食べ物に困って、そこで夏の間しっかり練習しておいたヴァイオリンのコンサートを開くことにしました。そして、アリさんにチケットを買ってもらいました(笑)。
これを聞いたとき、新・新人類ってすごいなと思いました。つまり、キリギリスは怠け者じゃないんですね。キリギリスは芸術家だったんです。練習しているときは収入はありませんが、大好きな音楽をずっとやっていたんですね。
そうなんです、音楽家は音楽家らしい生き方をすればいいんだ。勤勉なアリさんは勤勉なアリさんらしい生き方をすればいいんだ。みんなそれぞれ自分の好きなことをして支え合っていけばいいんだ、と。
これが新・新人類が持ってるものさしだと教えられました。
今までの私たちの価値観は、「アリの生き方が正しくてキリギリスは間違っている」「優等生の生き方が正しくて劣等生は間違っている」「金持ちの生き方が正しくて貧乏人は間違っている」でした。
これっておかしいんですね。それぞれのライフスタイルで生きていっていいんだと、法然上人もおっしゃっています。
阿弥陀経の中に「青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光」という言葉があります。青い色は青く光り、黄色い色は黄色く光るということです。
それを新・新人類は「アリはアリの生き方をしていいんだ。キリギリスはキリギリスの生き方をしていいんだ」と言っているんですね。
(浄土宗三州教区が主催した講習会にて/文責編集部)
みやざき中央新聞から
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みんな、自分の物差しをもっています。
そして、自分という物差しで他人をはかろうとします。
そうすると、おかしいじゃないか!
こういう物差しの違いに、あーだ!こーだ!
そして、愚痴・悪口・文句・不平・不満を言いやすくなります。
わたしは思うんです。
ピュアな自分の魂が喜ぶものさしを持つこと。
トイレを使って汚したまま出ていくよりも
使ったトイレはきれいにして出ていく。
そのほうが魂は喜びます。
人がどうだこうだと言うよりも、
自分の物差しを魂が喜ぶほうに持って行くこと
それが大切なようです。
♪~♪~♪~♪~♪~♪~
今日もありがとうの物差しです(^.^)
メッセージありがとう
↓
ありとキリギリスの話 凄く良かった~♪♪ ありがとう♪
そして絵手紙も始めてくれてありがとう♪(ともちゃん)
↓
童話とか、昔話の解釈っておもしろいね。
大人になって絵本とか読むと、子供の時に感じたことや、
親・先生が教えてくれた価値観とは違った思いを持って読むことができるね。
おもしろいね(^○^)ありがとうの森
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