開運 筆文字 ありがとうの森

神様からサンタクロースを任命された天使さんたちは、実はたくさんいるのだけど、
どうやらその中に、とんでもなく“おっちょこちょい”のサンタクロースがいるらしい。

そのサンタは、よく迷子になったり、よくつまずいて転んだり、あまりに心地よさそうな陽だまりをみつけると寝っころがりたくなってそのまんまウトウトとプレゼントを届けることも忘れて、お昼寝をしてしまったり・・・。

だからね。いつも仲間のサンタたちは、“おっちょこちょいサンタ”を心配そうに見守りながら、それでも笑いながらいつも色々な声をかけたりしている。

ある時、あまりに“おっちょこちょい”が続くので、見かねた神様が、
「お前をサンタに任命したのは私だが、お前には他の仕事の方が向いているのかもしれんのう。どうじゃ？仕事を変えてみるか？」
と、“おっちょこちょい”のサンタにお聞きになられた。

おっちょこちょいサンタは、サンタの仕事が大好きだったけれど、これ以上他のサンタに迷惑をかけたり心配をかけたりしてはいけないからと、しょんぼりしながらも、神様の提案を受け入れようとしたその瞬間！

仲間のサンタたちが神様のもとに走り寄って来た。

「神様！神様！おっちょこちょいサンタをどうかこのままサンタでいさせてください！」

「ほう、なぜじゃ？　お前たちもおっちょこちょいサンタが気になって、自分たちの仕事に集中できないであろう。」

　
「いいえ、神様！　おっちょこちょいサンタは、ぼくたちのおっちょこちょいを全部先にやってくれているのです。

おっちょこちょいサンタが迷子になった時には、ぼくたちもしっかりと地図を見て行こうと思うし、つまずいて転んだと聞いたときには、注意深くプレゼントを運ぼうと思うのです。

道中のひだまりを見つけて眠ってしまったと聞けば、十分に休養をとらなくちゃと思うのです。

だから、おっちょこちょいサンタは僕たちのおっちょこちょいを全部引き受けてくれていて、そのお蔭でぼくたちはおっちょこちょいをしないで済んでいるし、

たまにおっちょこちょいをしてしまったときは、おっちょこちょいサンタを思い出してこんなの大したことないって大笑いに代えられるのです。

だから、神様！おっちょこちょいサンタのおっちょこちょいは、ぼくたちの仕事を守ってくれているのです。だから、居なくては困るのです。」

「ほう！おっちょこちょいサンタの“おっちょこちょい”がお前たち仲間のサンタの仕事を守ってくれていると！　ふっふっふ。

サンタクロースたちよ。
お前たちは、なんて素晴らしいことに気づいておるのじゃ。

誰かの失敗もおっちょこちょいも、自分たちに気づきを与えてくれているありがたいことじゃと？

さすがは、子どもたちに夢を届けるサンタたちだ。私の自慢の子どもたちじゃぞ。

どうじゃ？おっちょこちょいサンタ。

お前は、この仕事をこれからもやり続けてくれるか？

今なら、他の仕事に変わることもできるが？」

と言って神様がニヤリと笑われた。

「はい！神様。ぼくは、サンタの仕事が大好きです！
だから、できることならこれからもやり続けたいです！
自分のおっちょこちょいを仲間がそう見ていてくれたなんて！

嬉しくて嬉しくて。
ぼくは、これからもみんなのために思う存分おっちょこちょいをしていきます。

ひゃっほ～～い！！　やった～　

僕は、これからもサンタの仕事、みんなとしていけるんだ～！！　

ありがとう　ありがとう　みんな！」

こうして、おっちょこちょいサンタは、その後益々おっちょこちょいに磨きがかかったのですが、

ひとつ変わったことは、おっちょこちょいをした後に、

仲間のサンタにありがとうを言われるようになったこと♡でした。

お～しまい♪

無い無い、
あれが足り無い、これが足り無い・・・
足りないものを数えるときりがない
 
  いや、気づけば

もうすでにすべて与えられているんだなぁ
「吾唯足知」
吾れ、唯、足るを、知る

あるものを数えると、足りないものどころじゃない。
有るものだらけだ

有り難いね
ありがとう

ありがとうをたくさん書くと

有り難い気持ちになります

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ありがとうで幸せが
伝染するよ
(ありがとうノートプレゼントNo.308)


ありがとうの伝染が
世の中を明るくするよ*\(^o^)/*