運のいいことがつづく
ありがとう
(ありがとうノートNo.377)
ありがとうをたくさん言うと
なぜかいいことが続く✨
ありがとうと言われることが増える。
【ペップトーク
それは応援したい人の魂を揺さぶり、
その気にさせる言葉 】
トレーナーズスクエア株式会社 代表取締役
日本ペップトーク普及協会 会長 岩崎由純
(みやざき中央新聞より)
゚・:,。★\(^-^ )♪ありがと♪( ^-^)/★,。・:・゚☆★☆★☆★☆★☆★☆
皆さん、「ペップトーク」ってご存知でしょうか。
まだまだ知られていない言葉ですので、僕は今、全国で普及活動をしています。
最近では、日本古来からある「言霊(ことだま)」の考え方にもつながっていると感じるようになりました。
ペップトークは、指導的立場の人が本番前に選手や生徒、部下に対して行う激励のショートスピーチです。
「前向きな背中の一押し」ともいわれます。
伝説になったのは、ワールドカップで、なでしこジャパンが世界一になったときのことです。
決勝戦の相手は当時の世界チャンピオン、アメリカでした。それまで日本は一度もアメリカに勝ったことがありませんでした。
延長戦の途中まで2対1で負けていたのですが、
終了間際に澤穂希(さわ・ほまれ)選手のありえない角度からの奇跡的なボレーシュートが入って同点になり、PK戦にもつれ込みました。
PK戦直前、円陣を組んだ「なでしこ」に佐々木則夫監督は何と言ったか?
「絶対に外すなよ」「せっかくここまで来たんだから絶対に負けるな」ではありませんでした。
佐々木監督はこう言ったのです。
「おまえたち、すごいぞ! ここまでよく世界チャンピオンのアメリカと互角に戦ってきた。
今ある力を全部出し切り、今の思いをすべてぶつけて、この舞台を思いっきり楽しんでこい!」
なんて素敵な、前向きな背中の一押しなんでしょう。
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僕は、アメリカに留学して初めてペップトークを知りました。
アメリカンフットボールチームのトレーナーをしていたのですが、試合前はすごい雰囲気でした。
監督がロッカールームに入ってくると、選手たちはサッと集まり、
後ろの選手も監督の目を見て話が聞けるように前の選手たちは自然に膝を付きます。
その状況ができるまで、監督は黙って待っています。それを「指導者のゆとり」というそうです。
「早く集まれ、静かにしろ」というネガティブな指示や叱責は一切言いません。
シーンと静まり返った状況で、監督は素晴らしいスピーチをされました。
僕は泣くほど感動しまして、コーチの方に聞きました。「なんで監督ってこんなに話がうまいんですか?」
コーチは事もなげにサラッとこう答えました。
「当たり前だろう。選手が本番に向けて技や力を磨くように、監督は大事なときのために言葉の力を磨いているんだ。それが監督の役割だよ」
指導者は、一番大事なときに本番に向かっていく人たちが言ってほしいことを言えるだけの状況判断と言葉の力を身に付けるのだそうです。
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ペップトークは、誰が聞いても分かりやすく、肯定的な言葉を使って、目の前にいる選手たちの魂を揺さぶり、その気にさせる短い言葉です。
ペップトークをするときは「ポジティブな言語」を使います。「ミスするな」とか「負けるな」などの後ろ向きなことは言いません。
それから、交流分析という心理学の言葉なのですが、「ポジティブ・ストローク」といって、好印象を与える接し方をすることが大事です。
目の前にいるお客様に嫌な印象を与える接し方は、接遇としてNG行為ですよね。同じように部下や選手や子どもに対しても好印象を与える接し方を心掛けましょう。
でもスポーツ界では、これは必ずしも「優しい言葉」だとは限りません。言葉が激しくても厳しくても、選手がやる気になれば「ポジティブ・ストローク」です。
たとえば、「さあ、みんな、いよいよ決勝戦だ。今日の対戦相手は県内でも強豪校だから絶対に勝てないと思うけど、ケガをしなければそれでいいから」なんて言われたら、優しい言い方でも嫌な感じがしますよね。
どんなに優しく喋っても、相手が嫌な気持ちになったら「ネガティブ・ストローク」になります。
厳しいか優しいかではないんです。受け止める側が前向きになれるか、そうでないか、です。
「表現力」も大事です。たとえば、男性が女性に対して、「今日はきれいだね」と言うのはダメですよね。
「今日は」なんて言ったら、「じゃあ、いつもはどうなの?」ということになりかねませんからね。
だから「今日もきれいだね」と言いましょう。「てにをは」が一つ違っただけで相手に与える印象が変わってしまいます。
ただ、「今日は」だろうが「今日も」だろうが、
信頼関係がきちんとできていない上司から「きれいだね」と言われたら、逆に嫌な気持ちになることもあるかもしれません。
だから、もう一つ大事なのは信頼関係です。普段からきちんと信頼関係が構築できていれば、ペップトークは必ず相手の魂に届きます。
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それから、相手の能力や存在を認めてあげることも大事です。
自分の力や技術を認められると、褒められたときと同じ「幸せホルモン」といわれているオキシトシンが分泌されます。
するとセロトニン神経が活性化し、口角が上がります。その表情が、いわゆる「ドヤ顔」です。
さらに、能力や存在を認められた上で期待されると、人はその期待に応えようとします。
試合が始まる直前のロッカールームの中では、相手に勝てるかどうか分かりません。
そんなとき「今日まで身に付けた力を全部出し切ってこい!」と言われたら、
自分の力を認めてもらえた気持ちになり、さらに期待されていると感じられるので、それに応えようと頑張れるのです。
指導者は、それぞれの状況に応じて相手のやる気にスイッチを入れられるような言葉を日頃から磨いてほしいと思います。
(3月22日、福岡市で「はぴこあ福岡」が主催した講演会より)
♪( ^-^)/★,。・・:,。★\(^-^ )♪ありがとう
♪3秒で幸せ♪
言葉のチカラに
ありがとう ありがとう ありがとう
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【いわさき・よしずみ】
大学卒業後、アメリカに留学しペップトークと出合う。
86年から23年間、NECレッドロケッツ(女子バレーボール実業団)のチームトレーナーとして
竹下佳江選手や高橋みゆき選手のケアにあたっていた。
星野仙一監督を中心とした「ホシノドリームズプロジェクト/第二回高校生キャプテン会議」では、
スポーツに励む若者と「言葉の重要性」について考えた。著書に『心に響くコミュニケーション ペップトーク』がある。
「今日はきれいだね」と「今日もきれいだね」
「明日はがんばろう」と「明日もがんばろう」
「がんばれよ」と「がんばってるね」
一文字、二文字で相手が受ける印象が違う。
日頃、なにげなく使っている自分の言葉も棚卸ししてみてはいかがでしょう。
今日もありがとう。
今日もあなたにすべてがちょうどいいことが起きてきます。
今日も、考え方一つで幸せになれる、ありがとう。
あなたにいっぱいいいことがやってきます。