開運 筆文字 ありがとうの森

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 【「ありがとう」を言っていれば、
　　「ありがとう」を言いたくなる出来事がやってきます】

 ◎翻訳家　山川紘矢

（熊本県菊池市で開催された講演会より）みやざき中央新聞

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 自分の人生は自分でどうにでもなります。

 たとえば、お金持ちになりたい人がいたら秘訣があります。今持っているものに感謝してください。それがお金持ちになる秘訣です。

 何事にも感謝です。「ありがとう、ありがとう、ありがとう」と言っているとお金が引き寄せられてきます。　

 逆に、「足りない、足りない、足りない」と言っていると、「足りない」と言いたくなる出来事が起こってくるから不思議です。それが『ザ・シークレット』（角川書店）という本に書いてある「引き寄せの法則」です。

 『ザ・シークレット』の著者ロンダ・バーンさんの『ザ・マジック』という本が来春、出ます。この本には、「ありがとう」と言うことがいかに大切かが書かれてあります。

 毎日10個感謝することを紙に書き出します。感謝する相手を決めて、なぜその人に感謝するのかという理由も書きます。10個ずつ毎日、それを28日間続けると「ありがとう体質」になると書かれてあります。

 たとえば、お店に行って買い物をしたら、お客であるあなたが「ありがとう」と言うんです。バスやタクシーに乗ったら「乗せていただいてありがとう」。お父さんにも「ありがとう」。お母さんにも「ありがとう」。奥さんにも「ありがとう」。こうして感謝を書き出していくんです。

 感謝体質になれば絶対にいいことが起こってきます。自分にも感謝すればいいんです。「よくやってるよ、自分」って自分をいつも褒めてあげて、自分に１００点満点をあげてください。

 毎朝、鏡を見たら「ありがとう」と言ってください。「自分なんてダメだ」と思っている人は「ごめん なさい」も言ってください。そしてさらに、「許してください」「愛しています」も言ってください。

 「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」、この四つの言葉は『ホ・オポノポノ』といって、ハワイに伝わる癒しの秘法です。ぜひ実行してみてください。

今日から28日間、感謝できるものを１日10個探してください。

 こういう話をすると、「感謝するものがそんなにありません」と言う人がいます。そんなに難しく考えなくていいんです。足にも感謝、指にも感謝、血液にも、食べ物にも感謝です。感謝するものなんていっぱいあります。

 妻が書いた本に『人生は奇跡の連続！』（大和書房）という本があります。この世の中というのは本当に奇跡の連続です。朝起きて目を覚ますだけでも奇跡です。だから、朝、目を覚ましたら「ありがとう」と言いましょう。

 実は私も、昔は感謝が全然足りませんでした。それでぜんそくになり仕事を辞めました。

最初の３年間は、まさに地獄でした。息ができないほどの発作が１日中続き、毎日毎日苦しくて転げ回っていました。

少し動けるくらいに回復したとき、あるセミナーに行ったら、みんなで手を繋いで輪になって、「お父さんありがとう、お母さんありがとう」と言うワークをやらされました。僕はバカバカしくて、「こんなところに来て、何で幼稚園みたいなことをしなきゃいけないんだ」って思いました。

 でも、その夜眠っていたら、お父さん、お母さん、兄弟、友だち、先生の顔が次から次に浮かんできて、その人たちに「ありがとう」を言う夢を見たんです。そうしたら、体がパーッと宇宙に広がるような感じがして、昼間も「ありがとう」を言うようになり、それから病気が快方に向かいました。

本当に面白い体験でした。あの体験は忘れられません。

病気に対して「ありがとう」と言えたとき、病気はその役割を終え消えていきます。ありがとうの効果って本当にすごいと思っています。

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[7回]

いろんな考え方があって、いろんなお盆の過ごし方があると思います。

 ちょっとだけ、この期間に自分の命のバトンをつないでもらった

自分の先祖に手を合わせてみると面白いかもしれません。

わたしは、戦死した叔父二人の墓の前で手を合わせます。

 心おだやかにありがとう。

あなたがいてくださったおかげで人生を楽しませていただいています。

もし、あなたがこの時代にやりたかった素敵なことがあれば

それをわたしの身体を使ってやらせてください。

そんなお墓参りも、
おもしろい、ありがたいと感じるか感じないかはあなた次第。

どうぞ、素敵なお盆をお迎えください。

 【お盆 】

 ◎名取芳彦のちょっといい話2 - 法話図書館 -より

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人は亡くなると、まず草葉の蔭に宿る。そして時間をかけて（子孫の供養を受けて）、山（森）に帰って、先祖（神）となり、子孫を守る。

 この先祖が、一年に二度この世界にやってくる。ピクニックである。

 一度は正月だ。だから年末になると家々では、お飾りやお節料理を作って神（先祖）を迎える準備をする（帰って来た先祖がいつ帰るのかは調べていないのでよく分からないが、多分、三が日と言われる三日間か、長くても門松が取れる七日間だろう）。

 もう一度がお盆（中元、正式には七月十五日。一年の真ん中という意味）である。これは家や地域によって違うが、二泊三日か、三泊四日のあの世からのピクニックである。

 向こうからやって来るので、基本的にはこちらはよそ行きの格好はしなくていい、こちらは普段着で迎えればいいのである。

 この先祖を迎えるために、親戚一同が実家へ集まる。

これが帰省だ。

帰省するのは生きた人だけではなく、先祖も帰省しているのだ。

 お盆の場合は、この先祖を楽しく迎えるために踊りを踊る。盆踊りである。

……以上のようなことが分からないと、正月とお盆は単なる“休み”となり、帰ってきた先祖はそっちのけで、旅行に行けたりするのだ。

 実家がある人は考えたほうがいい。

実家の嫁はこの期間自分の家には帰れない、ということを。

親戚や先祖が帰ってくるのに、その家を守っていこうとうする嫁がいないのでは話にならないではないか（古い考え方かなあ……）。

このお嫁さんたちが、実家へ帰れるのは正月もお盆も“藪（やぶ）入り”といわれる十六日である。

 ―――これは、日本人の精神的かつ伝統的な文化である。仏教が日本に入る前からのものだと言われている。これに仏教の盂蘭盆（うらぼん）の考え方がのっかることになる。詳しく知りたい方は“盂蘭盆”、“目蓮”で検索してみると面白いだろう。

 お盆とは、まあなんと、愉快な信仰なのだろうとつくづく思う。

 人はみんな、いつかこの世の役割分担を終える。そして、年に二回、懐かしい人々と面会にやってくるのだ。 　

 私も死んだら、年に二回、懐かしい、そして縁ある人々の所へ帰ってこようと本気で思っている。

私の場合、正月もお盆もどちらも二泊三日がいいところだ。

それ以上滞在しても、生きてる人に迷惑だろうし、また向こうへ戻ってやることが溜まってしまいそうだからである。

 心豊かなお盆をお過ごしくださいませ。

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[7回]

[13回]